ピンクハウス、ワンダフルワールド、インゲボルグのブランドごとのイメージの違い

ピンクハウス、ワンダフルワールド、インゲボルグのブランドごとのイメージの違い

 

ピンクハウスとはデザイナーのカネコイサオが70年代に設立したファッションブランドで、80年代にはDCブランドブームやフォークロア、その他の社会情報インフラの変化によって多くのファンを獲得することになるファッションブランドです。

 

その特徴はおとぎ話や19世紀の西洋の子供服のような可愛らしいフリルやリボン、レースを過剰なまでに取り入れたガーリーテイスト溢れるデザインですが、脚の長さや体形などは隠れて分からなくなり、そのようなコンプレックスを抱えている場合でもおとぎ話の主人公のように着こなすことができました。
それぞれのアイテムはブランド服と捉えて差し支えのない立派な価格で、働く女性が主な購買層でした。

 

そしてワンダフルワールドとはピンクハウスが得意とするガーリーテイストな要素を内包しながらも、よりエレガントにシックな雰囲気をまとうよう意識されたデザインが特徴で、装飾は抑えめ、より自然に着こなすことが可能となり、ピンクハウスを卒業したいけどまだ未練があったり、過度な装飾が苦手であった方にも受け入れられることになります。
それでもやはり花柄やピンク色といったガーリーな要素は健在でもありました。

 

インゲボルグもやはりカネコイサオによるファッションブランドで、こちらもピンクハウスと比較すると少し大人のイメージも強調した落ち着いた色味の生地、抑えめの装飾といったものが特徴です。
しかし三者ともにデザイナーの強い感性を感じとれるのはカネコイサオというデザイナーのこだわり、個性が非常に稀有であることの証明なのです。